佐渡島産 スポルテッド栃

当工房を取り上げていただいた先日のテレビ番組の中で「木の木目をいかに引き出すのか、というところに魅力を感じる」と話した部分があります。そこに映し出してもらった木材は、佐渡島産のスポルテッド栃。

シナリオがあったわけではなく、たまたま話の流れでそうなったのですが、手元にある素材が映像として残る事は滅多にないので、入手先である新潟の新発田屋さんに連絡を入れたところ、ブログで当方を紹介して下さいました。

材木店・製材所 新発田屋

近年は環境問題等を背景として、従来は使われなかった樹種がギター材として使われるようになってきています。とは言っても、それが主流になっている、というわけではないですし、これまで使われてきた樹種が否定されているわけでは、全くありません。やはり定番の樹種があり、それは今後も基本的には揺るがないのだろうと思います。

しかし個人的には、いわゆる定番から離れて、木材一般というレベルから考え直したいと、ずっと願っているのです。日々、木材と向き合っていながら「そもそも、木って何ですか?」という疑問は深まるばかり。新発田屋さんとの出会いは、木材再考のきっかけとなった、ありがたいご縁なのです。

一枚板で手に入れました。製材前に、ギター撮影のオブジェとして、イメージ的に使いました。
バンドソーを使って製材。スポルテッドの部分を切り落とします
約4ミリ厚に切り出し
表面からは想像できない木目が現れました。

サイズ的にギターは無理なので、コンサートウクレレを制作する予定です。

「世界で一本」というような言い方が、よくされますが、このスポルテッドの出方は唯一無二、二度と出会う事はできません。それを考えると、楽しみでもあり、怖くもありですが、新しい世界に導いてもらえることは確かだと思っています。

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